株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)が実施したインターンシッププログラムは、なんと会場が富士山麓。3泊4日で開催される野外プログラムは、頭と体をフルに使うミッションばかり。就活生の間で話題になった、このインターン。参加した学生たちに、率直な感想を話し合ってもらいました。

会社紹介

株式会社IDOMは、株式会社ガリバーインターナショナルとして中古車販売業を主としていたが、未来に「挑む」企業として昨年社名を変更。創業時から変わらずベンチャー気質を持ち続け、モビリティビジネスやテクノロジーの分野でイノベーションを生み出していく。

インターンの概要

IDOMのサマーインターンシップ「IGNITION」は、富士山麓にて3泊4日で開催される野外プログラム。1回の開催につき24名の学生が参加し、8人ずつの3チームに分かれて数多くのミッションに挑戦していきます。プログラムの内容は、夕食の食材争奪戦ゲームや、トレジャーハンティング、ボートレースなど、実にさまざま。チームワークの難しさと本質に加えて、真のリーダーシップを認識、体得することを目指す内容になっています。
参加者のほかに、IDOMの社員がメンターとしてサポート。フィードバックや、チームワークの促進、気づきを与えるきっかけづくりなどをしていく。

人物紹介

本田 太志

(写真:一番右)

大阪市立大学3年

最近朝食をヨーグルトにして、いろいろなトッピングを試すのがお気に入り。最近のヒットはシナモン&バナナ。

IGNITIONのチーム:A

鶴田 悠介

(写真:右から2番目)

大阪経済法科大学3年

ジムにハマっており、そこで知らない人と話すのがハマっている。

IGNITIONのチーム:B

下平 江莉

(写真:右から3番目)

西南学院大学3年

昔習っていたバイオリンを最近また始めて、音楽が楽しいと再認識しているところ。

IGNITIONのチーム:B

浦部 春香

(写真:左から2番目)

東北大学3年

小中学校時代に長距離走のランナーだったがしばらく走っていなかった。家の近所に人知れず走れる場所を見つけ、最近またランニングを始める。

IGNITIONのチーム:B

鎌田 恵

(写真:一番左)

立教大学3年

飲み会の次の日に体に残らないお酒の飲み合わせを研究中。今のところビール、梅酒、梅酒、カクテルの順がベスト。

IGNITIONのチーム:C

インターンなのに、思い出は「ボートレース」に「トレジャーハンティング」

—— IGNITIONに参加してみて、もっとも思い出深いミッションはどれでしたか?

本田

本田:僕はAチームで、2日目のボートレースが印象的でした。それまでのミッションでは2位と3位しかなかったから、どうすれば勝てるのか、1日目の終わりに「勝つ方法」をみんなで話し合ったんです。1日目はパッションが強すぎてロジカルの部分が足りていなかった。「こういう場合はこう対処する」と、相談しながら一つずつ決めていきました。結果的にボートレースで優勝を獲得。周りはパッションと言っていましたが、実は、休憩時間も止まらずにボートをこぎ続けたから。他にも、どのチームよりも声を出したりと、ロジカルとパッションの相乗効果でやっと1位を勝ち取ることができた。これは、ホントに嬉しかったです。

鶴田

鶴田:そんな作戦やってたんだ。全然わからなかった…(笑)。僕はBチームで、1日目の「夕食の食材 争奪ゲーム」の「ブラインドテント」が圧倒的によかった。チームを半分に分けて、半分は目隠しをしながらテントを張る、もう半分はテントを張る人たちに指示をする役割を担います。みんなで協力し合って、テントを完成させます。目隠しをしたメンバーに「視覚を奪われたら何もできない」と聞いて、五感の大切さを思い知りました。同時に、一番頭を使ったミッションだったと思っています。

下平

下平:私もBチームですが、思い出深いのは、2日目の「トレジャーハンティング」。樹海の中で鍵を見つけて、そこに書かれているミッションをクリアするという内容です。得点の高いミッションをクリアできたのでポイント的には勝てましたが、どこか私たちらしくなかった。ロジカルに進めようとしていたのに、変な所へ行ってしまったり、思っているところに寄れなかったり。役割分担もできていませんでした。そのため、その日の夜に意見をぶつけてとことん議論しました。みんなで夜遅くまで話しましたが全然終わらず、結局、解散することに。でも、モヤモヤしているので、もう一度集まり深夜までさらに議論。意見をぶつけ合うことで、チームの結束が高まりました。

浦部

浦部:私もBチームなんですが、それはすごく思った。2日目の夜に議論するまでは、Bチームが分裂しかけているなぁと。私たちってどういうチームなんだろうと話し合う中で「青い炎」という言葉が出てきた。冷静でロジカルだけど、パッションがある、というイメージが合致し、みんなが目指すチーム像を共有できるようになった。これで、みんなの顔が晴れたように明るくなったよね。

下平

下平:ね。やっぱりみんなそうなんだね。思い出深いミッションは、なに?

浦部

浦部:私は 3日目の「竜ケ岳登山」が一番思い出深いかな。登山をしながら、チームらしさを表現した写真を撮るというフォトジェニックコンテストをやったやつ。山を登っているときには体力的に限界だったけど、男子がみんな優しくて、女子の荷物を持ってくれた。さらに、バンドでボーカルをやっていたメンバーが歌い出して、すごくなごみ、途中からみんなで合唱しだした(笑)。2日目の夜にとことん議論したせいか、結束感が高まったと感じて、すごく印象深い。

鎌田

鎌田:私が所属したCチームは、パッションがある人が半分いて、もう半分はロジカルな人たち。バランスがいいけど、個性が強い人たちでした。各自が自分自ら作業することで、バランスが保てている。例えば、「こう思うんだけど、みんなはどう?」と話し合うのではなく、「これやってみたけど、どう?」と、さっさと自分ができることを済ませてしまうタイプの人ばかり。だから、議論せずにどんどん行動していく。周りがすごく議論していて、「何をそんなに話し合ってるんだろう」と思ってた(笑)
その中でよかったのは、さきほど出ていた樹海で鍵を探す「トレジャーハンティング」。Cチームは体力のある人が多く、考えるより先に動いていて、樹海ではずっと走っていました。ところが「リーダーは周りが見えていないんじゃない?」「歩いている人はなんで走ってこないの?」という衝突があったので、とても印象に残っている。でも、その日の夜に「あの言い方強かったよね」「ごめん、直すわ」とさらりと言い合ってスパッと切り替える。すごくやりやすいチームだった。

ぶつかって、ぶつかって、わかることがある。そんな4日間

—— IGNITIONを通じて、自分が成長、あるいは変化したと思った点はありますか?

鎌田

鎌田:もともと自己開示が得意だと思っていたのですが、1~2日目はうまくいっていませんでした。体力的に自信がないことに加えて、メンターさんと話しても、「その程度の悩み?」と思われそうで萎縮してしまって。3日目にメンターさんに「無色透明」と言われ、さらに「君がこのチームに何をしてくれたかよくわからない。社会に出たら記憶に残らない」とも……。すごくショックで。そこから自分に火が付いて、その日の夜にメンバーなどに時間をもらって「お願いだから話を聞いてほしい」と、やりたいことなどをとにかく話しました。自分をさらけ出したんです。別のメンターさんをつかまえて、いきなり自己開示したり(笑)。次の日に自分のメンターさんに「よかったよ」と言われてすごくうれしかったです。自分の中で大きな変化と成長になりました。

鶴田

鶴田:自分は、性格と能力の分野で、それぞれ変化を感じました。Bチームは時間に間に合わずほかのチームを待たせてしまうことが多かった。それから、周囲がどう感じるかを考えられるようになりました。自分たちだけのことではなく、他のチームのことも考える。これが性格面。
 能力面では、ブラインドテントの時に視覚の大切さに気付き、今まで見ているようでよく見ていなかったことにすごく実感しました。改めて周りを見てみると、観察力を上げるだけで思考力が高まると気が付いたんです。例えば、電車の中。交通広告をみて、これはどういう意図だろう、なぜこういう表現にしているんだろうと深く考えると色んなことがみえてくる。観察眼がすごく深まりました。世の中への見方が急劇に変わった感じです。

下平

下平:もともと私は当事者意識があるほうだと思っていたのですが、メンターさんに「僕からはそう見えない」と言われて。けっこうショックでした。ナビゲーターの越智さんに相談すると「当事者意識はあると思うけど、大事なのは行動に表して、周りにそう思われるかどうか。思われないと意味がないかもね」とアドバイスをいただいて……。アウトプットすることは、もともと得意だったので、考えていることを伝えて周りを巻き込むようにしたところ「発言量が増えたよね」とメンターさんにフィードバックをもらえました。
自分の大学に戻ると、先輩に「成長したね」「発言量が増えたね」と言ってもらえることがあり、周りから見て変化があったのかもしれない、と日々感じています。

浦部

浦部:気づきが2点ありました。私は、もともとマイナス思考で「自分は、どうせできないから」と、できなかったときに傷つかないための予防線を張るんです。その悩みを話したときに「そういうことに気が付いたり、感じられたりするのは長所かもしれないよ」と言ってもらうことがあって。「感受性が高い」「洞察力が高い」と捉え方を変えれば、武器になることを発見したんです。そう自分の中で言い換えるようになってからは、性格が少しだけポジティブに変化した。大きな発見ができたことで、いま毎日が楽しいです。
もうひとつは、自分の幸福度を左右する要因に「人」の要素が大きいことに気づけました。これまで何を軸に就活するか決めかねていたのですが、「人」つまり「誰とかかわりたいか、働きたいか」は自分の中ですごく大事な軸なんだなと。一緒に働く・かかわる「人」が大事だと気づけたのは、就活やこれからの社会人としての生き方が見えた気がするので、とても重要な発見だと思います。

本田

本田:僕は、以前から目立ちたがり屋でリーダータイプの人間。今回もリーダーを担うことになったんですが、「チームを勝たせなくてはいけない」と考えてしまったんです。それは「みんなで勝とう」という意識とは違い、協調性がない。あとから、ほかにうまくいったチームでは「みんなが何を求めて参加しているか」を共有しあったと聞いて、すごく悔しくて。「みんなのやりたいことやゴール」を話し合うってすごく大事なんだなって。自分は本当のリーダーになれなかったんだと思いました。悔しいですが、それが気づきだったと思っています。

下平

下平:それはすごく素敵な変化だね。

自分が大事にしているもの。これから大事にしていくこと

—— IGNITIONの経験を踏まえ、これから社会人になるうえで、どのように生きていきたいと思いますか?

鶴田

鶴田:「ありがとう」の数をたくさんもらえる人になりたいです。そのためには、強みを生かすことが大切かなと。営業や採用、コンサルティングなど、間接的ではなく、直接的に「ありがとう」と言われる職種につきたいと思っています。「ありがとう」って色んなありがとうがあると思うんですが、自分にしかできない「ありがとう」がもらえるような人として生きていきたいです。

鎌田

鎌田:これまでは社会貢献度、影響度を考えていましたが、それは二の次ではないかと思えるようになりました。大事なのは、こんな人と働きたい、という「人」が大切なんだなと。あと、欲望に忠実な社会人ってけっこう素敵だなって感じています。「あれをやりたい」「こうしたい」って素直に出せる人ってすごい。そんな人たちを面白がれる人になりたいし、働きたいと思っています。だから、ひたすらたくさんの人に会って、話して、自分がどんな人になりたいか決めたいと思います。

本田

本田:「本田ってなんであんなに一生懸命になれるの?」と周りから引かれるくらいの生き方がいいですね。それくらいガムシャラに生きたい。目標は、世の中をワクワクさせるような新しいスタンダードを作ること。「なくてもいいけど、あったらすごく楽しい」という事業やサービスを作りたいですね。

浦部

浦部:さきほど、「一緒に働く人」が大事と話しましたが、それ以外だと楽しいことが一番だと思っています。英語で言うなら「fun」ということ。大事なのは、自分で、感じていることやワクワクすることを判断すること。好きなものに携わっていて、誰かに喜んでもらえる仕事に就きたい。ファッションやメイクなど日常生活にかかわるものが好きなので、そういう方面に進みたいと思っています。

下平

下平:心の針を上に向けられる人になりたい。未来を見ながら、ダメな時でも上を向いて提案していける人です。誰でもできる仕事ではなく、私の力が欲しいと思ってくれる人と働きたいので、そのために「この人のためなら努力できる」と言われるような人になりたいですね。

みなさん、本音をさらけ
出していただき、
本当にありがとうございました。
就活がんばってください!